エルピクセル、医用画像解析ソフトウェア「EIRL Brain Aneurysm」脳動脈瘤候補点の検出精度が向上

エルピクセルは4日、医用画像解析ソフトウェアEIRL Brain Aneurysmについて、脳動脈瘤候補点の検出精度を改善し、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」に基づき一部変更申請を行い、5月13日付で承認を取得したと発表した。

本ソフトウェアは、2019年10月に深層学習(Deep Learning)を活用し頭部MRA画像から脳動脈瘤の候補点を検出するプログラム医療機器として薬事承認を取得し、販売を開始している。今回、本ソフトウェアにとって初めての一部変更承認だという。

EIRL Brain Aneurysm発売以来、本製品を含むEIRLシリーズは延べ170以上の医療施設に導入されてきた。臨床現場で活用され社会実装が進む中、ユーザーである医師からは様々な声が寄せられている。

EIRL Brain Aneurysmにおいても、偽陽性(False Positive)の割合が多い等の指摘があり、学習データを強化することで性能改善に取り組んできた。

一部変更承認を取得した新バージョンでは、検出された脳動脈瘤候補点の表示において、旧バージョンに比べ感度を下げることなく、1症例あたりの偽陽性数の検出を削減した。これにより、ソフトウェア単体の検出精度が向上したという。

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EIRLプロダクトサイト(医療従事者向け)

エルピクセル

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