Dahua Technology Japan、AI監視カメラでインテリジェント病院を構築し医療者の負担軽減

Dahua Technology Japanは28日、AIによる能動なカメラで未然を防ぎ、状況把握を促進し、医療従事者を力強くサポートするインテリジェント病院ソリューションを11月から発売すると発表した。

基本なソリューション設計は、下図の監視用ソフト、NVR(レコーダー)及びスイッチに各場所にある各種のカメラと接続している。

病院は人の出入りが複雑で特に大型病院では敷地が広く、セキュリティー管理が容易ではない。24時間体制の安全管理は必要だが、人手の届かない場所では監視カメラに頼る。しかし、ただの監視では事後の証拠に過ぎないので、AIによる能動的即時警報を発信し、未然防止が必要になる。

【ソリューション特徴】
◆室外
1. 周囲警戒
病院の敷地境界線エリアに設置し、夜間の不審者の敷地内への立ち寄りを防止する。
2. 侵入抑止・窃盗防犯
病院内の立入禁止区域(室内or室外)に設置し、無断侵入者に対し、能動的にサイレンとライトで警告する。また、管理者より直接生声で現場への警告発信も可能。
3. 駐車管理
駐車場の入口や、駐車場の停車エリアに設置し、駐車スペースの案内や駐車場所の迅速な特定把握に役立つ。車で来院の患者や家族の誘導を警備員無しでスムーズに実現可能。
4. 駐車管理・違法駐車・消防空地確保
ANPR(車番認識)カメラを駐車場の出入口に設置し、車両のスムーズな出入をサポートする。

境界保護や能動抑止、PTZカメラなどを病院敷地境界線の外部道路エリアに設置し、緊急患者の搬送車両の流暢な通路確保や、消防空地エリアに設置し、火災時の消防車両の障害排除に役立つ。

◆室内
1. アクセス制御・勤怠管理
院内従業員の通勤経路やロッカーや更衣室などの入口に設置し、スムーズなタッチレス勤怠管理が可能となる。

また、院内の各特定病室や管理室の入口側に設置し、立入権限管理を行うことで、より効率かつ安心できる施設管理が可能。サーマルモジュール付きの場合は、院内従業員や患者の体温チェックも可能。
2. 温度管理・測温カメラ
病院の各病棟の玄関ロビーの入口や特定混雑エリアに設置し、来院者全員の体温を随時赤外線を利用し計測することで、来院者へ違和感を与えずにリアルタイムの体温チェックが可能で、発熱&体温上昇を引き起こすウィルスの集団感染リスクを低減できる。
3. ステレオ監視(デュアルレンズ)
主に、患者の移動する廊下、個室に設置し、患者の不注意による転倒有無を確認し、非常時にリアルタイムで看護師へ知らせすることが可能。患者の病症悪化リスクの低減や看護師の介護負担の低減などに役立つ。
4. プライバシー保護
来院者の面部や体全体にモザイクを掛けることで、来院者のプライバシー保護につなげる。
5. WiFi監視カメラ
スマートな外観で、室内設置が考えられ、室内防犯や患者の異常確認などの用途に活用できる。

双方通話も可能で、緊急時(看護師が駆け付ける前)に患者の様態を確認しながら話しができ、患者の緊張感を和らげるにも役立つ。WI-FI機能の対応機種であり、より簡単に設置できる。

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