リンカーズは29日、AI を用いたビジネスマッチング用検索システムに関する特許を取得しましたと発表した。
今回の特許取得技術では、自然言語処理技術を用いて法人に関するテキストデータを解析し、得られた特徴語をタグデータとして法人データに付与する。ユーザがキーワード検索した際にタグデータを表示することで、適切なビジネスパートナー検索のためのキーワードを効率的に提供することが可能となる。またユーザが入力したキーワードと法人との類似度を計算し、キーワードにマッチした法人を効率的に抽出することが可能となる。
これまで取引がない新しいビジネスパートナーを探すために、検索時に用いられるキーワードの多くは、検索をするユーザの経験や知識に基づいて選択されるため、ユーザのスキルや経験の差が検索結果に表れてしまう可能性があった。また検索でヒットした法人をユーザが精査する必要があり、ユーザの負担になっていた。
本技術を活用し、この課題解決のために「類似度検索システム」を開発した。「類似度検索システム」では検索結果に各法人のタグデータが表示され、類似度順に並び替えることができるので、より早くビジネスパートナー候補を見つけることができる。
またこの検索システムを応用して、案件情報から自動的にパートナーを抽出し、発注者・受注者を自動的につなげてゆくことも視野に入れているという。
リンカーズは各産業に精通した産業コーディネーターの「目利き」により、これまでは実現しなかったマッチングを提供してきたが、この「目利き」の強みに、AI を活用した探索システムを掛け合わせることで、革新的なマッチングプラットフォームを実現してきたという。