ソラコムは30日 、セルラー通信(LTE)搭載で、手軽に利用できるAIカメラ「S+ Camera (サープラスカメラ)」シリーズの新モデル「S+ Camera Design」を提供開始すると発表した。
S+ Cameraは、IoTプラットフォームSORACOMのノウハウを活かしたAIカメラ。Linuxベースの小型コンピューターとセルラー通信(LTE)を搭載しており、汎用マウンタを利用して手軽に設置し、AIアルゴリズムを開発しインストールすることで用途にあわせたAIカメラソリューションを実現する。また、IoT技術により、専用コンソール画面から撮影した画像の確認や、AIアルゴリズムのリモート入れ替えが可能。
2020年7月の発売以来、リーズナブルな価格と、設置・運用のしやすさから、商業施設の混雑度チェック、街中の交通量調査、電気や空調設備のモニタリング、工場や倉庫の入退室管理など、その利用シーンを拡げてきた。
新モデル「S+ Camera Design」は、設置場所の多様化に対応し、ボディデザインを刷新した。丸みを帯び、黒を基調にした洗練されたボディは、パブリックスペースにも違和感なく溶け込むデザインとなっている。幅はわずか5cmと、従来機種の約半分のサイズへのスリム化を実現しており、狭い場所にも設置することができる。
加えて、より設置しやすくするための工夫として、前後、斜めにカメラを回し角度調整できるようにしたほか、ピント調整や各種ワイヤー取り付けも可能になった。
ボディデザインは、インダストリアルデザインを手がける日南とのコラボレーションによるもの。
新モデルは、1台あたり4万9800円(税込み、送料別)で提供され、2021年12月1日15時から販売を開始する。
なお、新モデルの提供開始にあわせて、12月1日15時からオンラインセミナー「AI Camera NOW ~2021年総まとめ編~」内で詳細を解説する。ユーザー企業5社による事例紹介もある。