アジラは6月30日、施設向けAI警備システム「アジラ」の分析・通知機能を強化したバージョン1.2をリリースしたことを発表した。
今回のアップデートでは、アナリティクス機能を追加。カメラ別、日付別での異常行動がグラフで確認できるため、施設内における安全状況の「見える化」が可能となる。
加えて、メールやパトライトでの通知機能も実装した。この機能により、これまで以上に様々なシチュエーションにおいて、事件・事故への即時対応が可能となる。
■アップデート内容
・アナリティクス:カメラ毎、日別の検知結果をグラフ表示
・メール/パトライト通知:検知した際にメールまたはパトライト通知を送信
・トラッキングの精度向上:人物トラッキングの精度向上により誤検知率が減少
・検知動画の日本語表示:検知した動画上で赤いラベルの日本語表示に対応
・バグ修正:カメラの不具合によりアプリが止まる問題を修正
施設向けAI警備システム「アジラ」とは、既存の防犯カメラシステムをAI化できる施設向けAI警備システム。カメラ映像の中から、異常行動(転倒、卒倒、ケンカ、破壊行動)や不審行動(千鳥足、ふらつき、違和感行動)を検出したときのみ、瞬時に映像を通知することができるため、映像を監視する警備員の業務を軽減でき、見逃しや見落しも無くすことができる。
AIである「アジラ」の特徴として、導入後数日間で防犯カメラに映る人々の行動を自ら学習し、それらの行動から外れた通常とは異なる行動(同じ画角内でうろうろしている、きょろきょろしているなど)を「違和感行動」として検知する。これにより、事件や事故が発生する前の予兆行動をも捉え、通知することができるため事故の予防にも寄与する。