AI顔認証「SAFR」、NTTドコモ本社ビルの顔認証入退ゲートシステムに採用
- 2022/7/5
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リアルネットワークスは5日、NTTドコモの本社ビルの顔認証入退ゲートシステムに「SAFR(セイファー)」が採用されたことを発表した。
本システムの導入に際してドコモは、物理セキュリティと利便性の両立の実現をめざしており、マスクを着用したままでも高い認識精度でウォークスルー認証が可能な「SAFR」を評価、採用に至ったという。本システムは、ドコモ本社が入居する山王パークタワー27階のドコモのエントランスに9基設置されており、ドコモ本社ビルに勤務する従業員(約8000人)を対象に稼働している。
「SAFR」は認証速度が約0.1秒と高速で、自動改札・入館ゲート等での渋滞なく認証を可能にする。高速・低遅延の5Gネットワークとの相性に優れ、ビルや工場などでの入退室(場)管理(セキュア―アクセス)、セキュリティ監視、迷子検索や徘徊の見守り(ウォッチリスト)、個人を特定しない、性別、年齢、表情などからの店舗やデジタルサイネージなどでの属性分析(デモグラフィック分析)、又電子決済や、マイナンバーカード活用のためのe-KYC(オンライン本人確認)など、幅広い用途に活用が容易になる。国内では昨年から社会実装されているマイナ保険証の読取機に採用されている。
NTTドコモは「SAFR」の販売代理店となっており、法人企業向けに「SAFR」を活用したさまざまなソリューションの提供を引き続き推進していく。