ギブリー、「法人GPT」に個人情報・機密情報の入力を抑止するセキュリティ機能を搭載
AIチャットボット、AI-FAQなどの業務自動化ソリューションを提供するギブリーは14日、米OpenAI社が提供するGPT-4を活用した法人向けプラットフォーム「法人GPT」に、個人情報や機密情報の入力を抑止する新機能を搭載すると発表した。
OpenAI社は、2023年3月1日の「ChatGPT API(gpt-3.5-turbo)」の提供開始と同時に、API を通じて送信されたデータを、モデルのトレーニングに使用しないというアップデートを発表した。
一方、APIの利用規約においては、不正使用や誤用監視の目的で30日間のデータ保持が定められており、利用する企業側のポリシーによっては、個人情報や機密情報の入力に一定の懸念があると考えられる。
そのような懸念を考慮し、個人情報や機密情報が入力されていることを自動で検知し、利用者に警告を行うアラート機能を新たに搭載する。警告後に万が一送信された場合にも、マスキングして通信することで情報漏えいを抑止する。また、システム管理者が保護したい機密情報はNGワードとして管理画面から指定できる。
これまで、延べ1000社以上に自社開発の「AIチャットボット/AI-FAQ」等のサービスを提供してきた技術的知見とノウハウを活かし、引き続き、あらゆる業態で「ChatGPT」等のAI技術を利活用できる環境を構築していくという。