ランサーズは30日、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」で、ChatGPT APIを利用し、ランサー(「Lancers」に登録しているフリーランス)が仕事に応募する際の提案文をAIで添削レビューする機能をリリースしたと発表した。本機能リリースにより、自身のスキルをアピールする効果的な提案文の作成をサポートする。
フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」を運営する中で、発注企業の担当者から『募集案件にマッチした提案が集まらない』といった声があるという。
一方で、ランサーの中には募集する案件にマッチするスキルを持っているが、自身のスキルをアピールする提案文の作成が得意ではない人や、提案文の作成に多くの時間をかけたくないと思っている人もいる。
本機能により、ランサーが自身の経験やスキルを効果的にアピールすることが可能になり、発注企業はより多くの募集内容に沿った質の高い提案の中から仕事を依頼したいランサーを見つけることができるため、効果的なマッチングを創出できることを期待しているという。
本機能は、ChatGPT APIを利用し、AIが提案文を解析することで仕事の詳細と提案文の差分を補完するような改善提案を行う。
現在は実験段階のため、登録後初めて公開依頼を募集する企業の案件のみに有効かつ、ランサーの登録スキル、発注ニーズともに最も多いライティングカテゴリの公開依頼のみに制限している。ユーザーからの声を踏まえて、今後の開発や、他のカテゴリへの展開などを検討していくとしている。