住友商事のグループ会社SCデジタルメディアは26日、住友商事が組成したCDO・CIO傘下組織の生成AI活用ワーキンググループに、同グループのSCSK、Insight Edgeと共に参画し、事業現場における生成AI活用の実証実験を開始したと発表した。
OpenAI社のChatGPTの公開以降、生成AI技術の発展と企業での活用が急速に進んでいる。住友商事は、生成AIは事業変革を起こしうる革新的な技術と捉え、グループでの生成AI技術の活用を推進するべく、2023年4月に生成AI活用ワーキンググループを組成した。
住友商事グループ全体で生成AIに関するノウハウを蓄積・共有し、産業分野を問わず、さまざまな事業において迅速に生成AIの活用を進めることで、既存事業の高度化や新規事業創出につなげることを目指している。
SCデジタルメディアは、「マーケティングとテクノロジーの力を融合し豊かな未来を実現する」をPURPOSEに掲げ、コンサルティングからシステム導入、マーケティング運用支援まで、幅広い領域において顧客企業のマーケティングDXを支援し、課題解決に貢献してきた。
生成AI技術の発展により、マーケティング領域においても、その手法や顧客接点のあり方に変革が求められている。SCデジタルメディアは、社内業務の効率化や、各プロジェクトでの活用を通じて生成AIの検証を重ね知見を蓄積し、これまで培ったマーケティングDXのスキルとノウハウと掛け合わせることで、既存ソリューションの高度化や新たな事業の創出を目指すという。