varが運営する希少型エンジニア育成専門ITスクール「RareTECH」は28日、新たな学習体験を提供するためにAIメンターを導入したと発表した。これにより、受講生は、よりパーソナライズされたサポートを受けながら学習を進めることができるようになるという。
昨今ChatGPTが驚異的な成果を上げ、各種メディアや書店でも「ChatGPT活用法」に関する記事や書籍が目立つようになった。同社はその活躍ぶりに注目し、事業展開の可能性を模索。その結果、兼ねてよりの課題であった「受講生にとって最適なメンターを提供する」という問題にChatGPTを活用できると判断。ChatGPTを活用した、AIメンターの導入を決定した。
AIメンターの役割とメリットについて
■役割
①運営から受講生への定時連絡に活用
運営側が必要な情報や連絡事項をAIメンターに伝えることで、受講生とのスムーズなコミュニケーションを実現。事務連絡等の雑務に対応するAIメンターを作成した。
②受講生の技術的な質問にも対応
受講生の困った点や技術的な疑問点を、AIメンターが迅速かつ正確に回答を提供する。また、記述課題の解答添削等にも対応することで、人間のメンターがより受講生の精神的メンタリングにフォーカスできるようになる。
■メリット
・運営の工数を大幅に削減
AIメンターが受講生への定時連絡を担当することで、人的リソースを効果的に活用することができる。運営側は他の重要な業務に集中することができ、業務効率が向上する。
・迅速な質問対応が可能
受講生の質問にAIメンターが即座に回答することで、受講生の学習の進行をスムーズにサポートする。待ち時間がなくなるため、受講生の学習効果の向上を期待できる。一方で、AIではうまく説明できなかった部分に対しては、バーチャルオフィスoViceを利用して、会話形式で質問対応する。
開発方法
■機能開発ポイント
・OpenAIのAPIを利用して受講生の質問に対する回答を生成
・全ての会話は自分たちで管理するデータベースに蓄積
・会話量に応じて制限かける
・受講生が現在受けているカリキュラムに応じて、「最適な」返答をするようにチューニング
メンターFred(フレッド)
メンターRisa(リサ)