働き方を変えるDXサービスを提供するSansanは10日、契約DXサービス「Contract One」がサービス価値向上を目的に、マイクロソフト社が提供するAzure OpenAI Serviceを活用した「AI要約機能」の提供を開始したと発表した。
Contract Oneでは2023年4月からGPTを活用したサービス開発に着手し、翌月には「Contract One AI」の提供を始めている。今回新たに追加されたAI要約機能は、専門的で難しい文言を分かりやすい表現に変更しながら契約書を要約する機能。これによって、法務担当者に限らず誰もが早く簡単に契約情報を把握することが可能となる。Contract One AIは順次アップデートしていく予定。
AI要約機能は、「契約先」「概要」「期間」などを中心に、データ化済みの契約書情報を瞬時に要約し表示する機能。企業名などで必要な契約書を検索し、AI要約のタブに移動するだけで、箇条書きで分かりやすく要約された文章が表示される。法務担当者が契約書の概要を把握する際はもちろん、営業担当者などが商談前の短い時間に企業との契約概要を把握し、交渉材料の一つとして活用することも可能。
Contract One AIの活用によって、AI要約機能で簡単に契約概要を把握し、さらに詳細な情報が必要な場合には要約文を基に文章内検索機能で検索することができるため、誰もが簡単かつ効果的に契約情報を活用できるようになる。
今後も Contract One は機能アップデートや電子契約サービスとの連携を積極的に行い、契約 DX を通じて企業のビジネス強化を後押ししていくという。