コンテック、NVIDIA Jetson Orinモジュール搭載 産業用エッジAIコンピュータを発売

コンテックは18日、NVIDIA Jetson Orinを搭載した産業用エッジAIコンピュータ「DX-U2000シリーズ」を24モデル開発し、7月から発売を開始したと発表した。

新製品は、NVIDIA Jetson Orin NX またはJetson Orin Nano モジュールを搭載したAI推論処理に適したファンレス産業用コンピュータ。同社は、エントリーモデルであるJetson Nano搭載DX-U1100シリーズを2020年に発売して以降、メインストリームとなるJetson Xavier NX搭載DX-U1200シリーズを展開してきた。新製品は演算能力が格段に向上した上位モデル。Orin NXはXavier NXの約5倍のディープラーニング性能を持ち、生産現場での画像検査や予兆保全の他、AGV/AMR搭載用産業用エッジAIコンピュータに最適だという。

Gigabit LAN×4、HDMI、USB×4、汎用I/O、シリアルポート、CANポート、RTCを搭載し、柔軟な設置性と耐環境性を実現しています。また、大容量のNVMeストレージを標準搭載しているため、安心して実用アプリケーションに使用できる。

ソフトウェア環境は、開発者キットと同様にUbuntuをプレインストール、JetPack SDKが利用可能で、開発者キットで作成したアプリケーションをそのまま実行できる。無線搭載モデルは、LTE SIMフリー通信モジュールを搭載しており、4G LTE 通信が可能。

【主な特長】
・NVIDIA Jetson Orin NX またはJetson Orin Nano搭載のエッジAIアクセラレータ
NVIDIA Jetson Orin NX またはJetson Orin Nanoを搭載。画像検査、予兆保全など現場でのAI推論処理を必要とする分野に最適。
・NVMeストレージを標準搭載
大容量のNVMeストレージを標準搭載しており、ストレージ容量に不安のあるユーザも安心して使用できる。
・4G LTE Cat.4通信モデルを選択可能
日本国内の電波法に対応したLTE SIMフリー通信モジュールを搭載したモデルをラインアップしており、4G LTE Cat.4通信が可能。
*本製品の無線通信機能は日本国内のみで使用できる。別途SIMカードの契約が必要。
・4つのGigabit LANポートが異なるネットワーク階層を相互接続
4つのGigabit LANポートを搭載している。カメラからの映像取得と上位情報系ネットワークといった異なるネットワーク階層を相互接続するエッジコンピューティングに最適。
・柔軟な設置性
L字取付け金具(同梱)により、壁面やVESA(100mm)マウント対応の液晶ディスプレイの背面に設置できる。また、DINレールアダプタ(同梱)により35mm DINレールにも取付け可能。
・-20~60°Cの周囲温度に対応
-20~60°Cの周囲温度環境(エアフロー0.7m/s時)に対応しており、さまざまな環境で使用可能。

製品情報
・DX-U2200製品ページ
・DX-U2100製品ページ
・DX-U2000シリーズ
・組み込み用コンピュータ

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