日本発の生成AIベンチャー企業、ReAliceは7月31日、転移学習を活用したAIチャット型のカスタマーサポートツール「アシストーク」のβ版をリリースしたと発表した。
β版のリリースに伴い、新たに”専門のAIコンサルタント”による、顧客専用のAI開発の提案サービスが加わった。
同社が有するReAliceAIを始めとした技術力を活用し、ChatGPTのみでは実現不可能な領域「カスタマーサポート」において、生成AIを活用する。メタバース上や、対面店舗での実装も見据え「アシストーク」の開発を行っていくという。
近年、企業と顧客のコミュニケーション手段としてチャットボットの需要が急速に増加している。しかし、多くの企業が顧客の要望に即したカスタマイズを実現することに課題を抱えていた。一方的な情報伝達になってしまったり、チャットボットが話す内容の精度が低かったりと様々な原因がある。
そこでReAliceはその課題を解決すべく、生成AIを転移学習することにより会話をすればするほど会話の精度が向上するAIの開発に成功した。
転移学習とは、あるタスクを学習したモデルの知識を別のタスクに転用する手法。これにより、顧客の業界や特定のニーズに合わせたチャットボットを迅速に作成することが可能となった。
従来のチャットボット開発では膨大な時間とコストを要していたが、ReAliceの最先端の技術により、Webサイト上からのチャットボットへの学習も可能になった。
アシストークは、顧客の課題やニーズをヒアリングした上で、一点一点適切なサービスを提供する。これにより従来では不可能だった自社の商品を説明するAIの設計が可能になる。
専属のコンサルタントが丁寧に顧客の課題をヒアリングし、設計を一から考えていく。