標準データドライバーおよびデータ連携ソリューションのCData Software(米国ノースカロライナ州)は7日、ギブリーと協業し、AI アシスタント「PEP」からのオンプレミス・クラウドDB やSaaS など200種類以上のデータソースへのリアルタイムデータ連携を開始した。本提携により、多様なデータにアクセスできるPEP チャットボットがあらゆる業務の入り口となり、社内データの有効活用を後押しする。
PEP は誰でもカンタンに AI アシスタント(チャットボット)を作成できるツール。チャットやメール、電話での社内問い合わせ対応をチャットボットにより実現し、独自のAPI 連携機能により、ユーザー企業が利用中のクラウドサービスなどとの連携も可能なソリューション。
しかしこれまではユーザー企業の顧客情報や社内マニュアルがオンプレミスのデータベースにある場合、ユーザー企業側でAPI を新たに作成する必要があった。また、Salesforce、kintone、SharePoint、Jiraといったクラウドサービス上に情報がある場合も、個々のAPI の知識が必要であり連携には一定のハードルがあった。
本提携では、CData API Server が企業の社内外のデータベースや200種類以上のクラウドサービスをPEP からアクセス可能にする。CData API Server の構築はノーコードでPoint-and-Click で行うことができ、PEP 向けのセキュアなバックエンドデータ連携を短期間で構築できる。チャットボットから社内データの情報を参照したり、Salesforce やSharePoint 内のデータを読み書きするなど、企業のバックオフィス業務を効率化し、DXをサポートするという。