社会インフラDXのリーディングカンパニーであるセンシンロボティクスは8日、同社が提供する「RemoteBase(リモートベース)」が施工現場で導入を開始したことを発表した。
「RemoteBase」は、センシンロボティクスと竹中工務店が開発した誰でも簡単にUGVを遠隔操作できるソリューション。現場に限らずインターネットが通じる場所であれば世界中どこからでも点検や撮影、音声でのコミュニケーションなどを可能にする。
UGVの特長として「数時間レベルの稼働」「様々なデバイスの搭載が可能」「導入が容易」などが挙げられ、施工中現場での活用に注目が集まっている。
一方、機体種類の増加、機能の高度化に伴い、異なる遠隔操作インターフェースが乱立することで、機体ごとに操作方法を習熟する必要があり、導入を阻む一因となっている。これに対し「RemoteBase」は、PCに接続したゲームコントローラを用いて、同一のユーザインターフェース上で様々なUGVの遠隔操作を実現した。
既に竹中工務店が手がける名古屋の施工現場での巡視業務として導入済みで、今後も複数現場での導入を予定している。
今後もユーザーの声を元に改修を行い、より現場ニーズに則した機能開発を継続していく予定。
使用機体
現時点ではCLEARPATH ROBOTICS社製UGV『JACKAL』に対応しており、その他ROS を利用しているロボットであれば連携が可能。AgileX Robotics社製UGV 「Scout mini」「Bunker mini」も現場で導入を予定している。