Gateboxは17日、法人向けにChatGPT連携のAI接客サービス「AIバイト」をバージョンアップしたと発表した。顧客からの質問を受け付けてからAIキャラクターが返答するまでの速度がさらに高速化し、これまで以上に自然な会話のやりとりを実現する。
AIバイトでは、顧客から質問を受け、AIキャラクターが音声合成で返答するまでに数秒程度の間があり、会話のテンポが合わず、顧客に会話のひっかかりを感じさせてしまう場合があった。今回のバージョンアップにより、より早く返答を出せるようになり、顧客との会話のテンポを崩すことなく、AIキャラクターとのコミュニケーションを楽しめるようになった。AIバイトは法人向けにサービス提供しており、17日以降から順次新バージョンでサービスを提供する。
「AIバイト」は、最新のAI「ChatGPT」と連携したAIキャラクターが企業の接客業務を行うサービス。店舗や展示会場などでの接客・商品説明をAIバイトのキャラクターが担うことで、未来のおもてなし体験を提供する。
同社は、これまでAIキャラクター開発を進めていく中で様々な企業からAIキャラクターの活用に対する要望があったが、これまでAIに会話内容を学習させるには多くの工数が必要となり、要望に対して柔軟に対応することができなかった。
しかし、ChatGPTをはじめとした大規模言語モデルを活用したサービスの登場により、わずかな文章量の商品紹介文などを学習させるだけで、AIキャラクターが魅力的に商品を紹介して、顧客の対応を行うことが可能となった。
同社はより多くの企業からの要望に応えられるよう、ChatGPTと連携した新たな接客用AIキャラクターを開発した。
日本が誇る豊かなキャラクター文化と最新のAIを掛け合わせ、日本ならではの新しいAI接客体験を広げることで、顧客のエンゲージメント強化やインバウンドでの売上向上に貢献するという。