令和AI、ChatGPT等のLLMによるハードウェア制御のソリューションを発表
令和AIは23日、ChatGPTに代表される大規模言語モデル(LLM)を活用した、ハードウェア等外部リソース制御の領域におけるソリューション「SnippetBox」を発表した。
また、ソリューションの一部分をフリーAPI版「SnippetChecker」として無料公開し、Pythonパッケージとして提供する。フリーAPI版「SnippetChecker」は、商用非商用問わず誰でも利用できる。
現在、テクノロジーの進歩により、ロボットやドローンなどの先進的なハードウェアの活用が進められている。
しかし、そうした先進的なハードウェアは、その操作もまた高度化しており、安全に利用するためには、人間が長い時間をかけて様々な技能を学習する必要がある。
令和AIは、そうした状況を終わらせるために、AI技術を活用したいと考えているという。
マン・マシン・インターフェイスとしてのAIは、AIの側が人間の側に寄り添うことで、誰でも直感的に、高度なハードウェアを利用できることを目的としている。
□ マン・マシン・インターフェイスとしてのAIの概念図
AIによるマン・マシン・インターフェイスの代表的な応用が、LLMを使用した、自然言語指示によるハードウェア制御。
ChatGPTに代表される高度なLLMを使用することにより、人間が、普段から使用している「言葉」を使って、先進的なハードウェアを操作できるようになる。
AIによるマン・マシン・インターフェイスの実現には、AI-マシン・インターフェイス領域での技術の確立が求められるが、LLMによるハードウェア制御の分野では、制御のための部分的なプログラムコード(スニペット)を生成させ、その生成コードを実行することで、リソース制御を行う手法が用いられる。
こうした手法は、マイクロソフトが論文「ChatGPT Robotics」で提案した手法に基づいており、現在一般化が進んでいるという。