STEAM教育スクール「STEMON」を日本全国で運営するヴィリングは2日、同社が福岡県を中心に障害児通所支援事業を展開するみやとと共同で開発した、放課後等デイサービス・児童発達支援での「発達特性診断」「個別支援計画書の自動発行」「支援メニュー提示」を一括で行うサービス「AIセラピスト co-mii」を正式リリースしたと発表した。
【co-miiの機能詳細】
①AIによる発達特性の診断
認知、感覚、社会性などの7つの分野ごとに「はいorいいえ」で回答する診断テストを実施。子ども一人ひとりに合わせてAIが特性を分析し診断結果を提示する。
②支援目標を個別支援計画書に自動反映
AI診断に合わせて支援目標を設定し、個別支援計画書に自動で反映する。児童一人当たり約4時間かかるとされている個別支援計画書の作成時間を約90%短縮できる。
③診断結果に合わせて日々の療育メニューを提案
150種以上の療育メニューの中から優先して取り組むべきトレーニングを提示するため、効果のある療育を日々実施することができる。
④保護者との連絡ができる日報機能も搭載
実施した療育を保護者に報告する日報機能も搭載。診断により一人ひとりに合わせた適切な支援が実施できるため、保護者にも根拠のある療育を自信をもって説明することができる。
療育の現場における、「子どもの特性に合わせた支援ができているか不安」「保護者に療育の効果や支援内容を説明することに自信が持てない」「個別支援計画書の作成に時間がかかる」などの問題を解決するためにco-miiは開発された。
業界全体の支援の質を向上させ、一人でも多くの子どもが社会で活躍する大人になるための礎を育むことをco-miiは目指すという。