OKI、自律走行型アバターロボットを活用した施設警備支援サービスを発表

オーイーシーと、日本連合警備と沖電気工業(OKI)は30日、警備業界が抱える人手不足という課題を、人とアバターロボットの協調業務により、人手で行われていた巡回や監視の回数を減らすことにより解決する「自律走行型アバターロボットを活用した施設警備支援サービス」を共同開発したと発表した。

これは実用的な機能に焦点をあて、安価なアバターロボットをOKIの高度遠隔運用プラットフォーム「REMOWAY(リモウェイ)」の上で制御し、日本連合警備の施設警備運用ノウハウを融合したもので、オーイーシーが施設警備支援サービスとして提供していく。

サービスの特徴は、ロボットへ高性能多機能を求めることによる高額な投資をせず、実用的な部分に焦点をあてた安価版アバターロボットで活用できる手法を抽出していること。

あくまで人手によって行われる作業の省人化・省力化を実現し、無人化までは求めない。

具体的には、人手で行われていた巡回や監視を人とアバターロボットの協調業務に変え、品質を維持したままで人手回数を減らしつつ、人手業務の価値を別の業務へ拡大することを目指す。

これにより、ロボット導入による現業務のコスト削減だけでなく、人とロボットの協調業務による新たなサービス創出による収益拡大の可能性も探る。

実証実験は、オーイーシー本社ビルで行うとともに、大分放送(本社)、大分合同新聞社(印刷センター)でも、場所の提供と警備ニーズの抽出に協力してもらう。

実証実験期間と実施内容
期間:2023年11月6日(月)~11月10日(金)
実施内容:
1、アバターロボットの設置
大分放送2台、大分合同新聞社印刷センター3台、オーイーシー2台)
2、3つの実証場所で、個別に巡回、立哨、案内の検証、課題抽出、改善策実施
3、複数の実証場所での並行可動と遠隔モニタリング、遠隔操作による検証

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オーイーシー
日本連合警備
沖電気工業

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