アイスマイリー、物流・建設・医療業界を調査した「2024年問題 AI 活用実態調査」公開
AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは7日、「2024年問題」に対する物流・建設・医療業界のAI活用方法を調査した「2024年問題 AI 活用実態調査」を公開した。実態調査をもとに、業界ごとの活用事例や実際に導入したAI製品に関してまとめている。
2024年4月1日から「働き方改革関連法」により、物流・運送業界など、年間時間外労働に制限が設けられる。「働き方改革関連法」は長時間労働が常態化しているなどの実態を改善すべく施行された。しかし、年間時間外労働に制限がかかることで発生する問題も挙がってきており、その問題の総称を「2024年問題」という。
特に物流業界では、様々な問題が挙げられている。ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで、一人当たりの走行距離が短くなり、長距離でモノが運べなくなることが懸念されている。さらに、物流・運送業界の売上減少、トラックドライバーの収入の減少なども考えられる。また、人手不足が問題視されている中、ECサイトの拡大により物流量は増加傾向にあるため、物流が滞る可能性もある。
物流業界以外でも「働き方改革関連法」は施行されるため「2024年問題」の影響が考えられる。
建設業では、2024年4月から時間外労働時間に罰則付きで上限が設けられる。さらに医療業界も、医師の時間外労働時間が年間1800時間を超えるケースがあるといった問題から、医師の時間外労働時間に上限が規制される。これらの労働時間の全体的な削減により生じる「2024年問題」に対応するには、業務の見直しやAIやデジタルツールの導入による業務効率の向上が必要とされている。
また、物流・建設・医療業界以外でも「人材不足」や「業務効率」の課題は挙がっており、AI導入・活用による勤務環境の整備が推進されている。アイスマイリーでも、AIを活用した業務効率化や、各業界でどのようにAI活用が進んでいるのかの問い合わが多いという。
「2024年問題 AI 活用実態調査」は、物流・建設・医療業界の具体的な課題例とAIを活用した解決策を取り上げている。
■「2024年問題 AI 活用実態調査」の入手方法
「2024年問題 AI 活用実態調査」希望者は、下記リンク先のフォームに必要事項を記入する。
AIsmileyの担当から「2024年問題 AI 活用実態調査」をメールで送付する。