クラフターは28日、同社が提供する、ChatGPTをビジネスで安全に活用する業務効率化ツール 「Crew」の大分県杵築市役所との実証実験を、11月から開始したと発表した。
杵築市はChatGPTの業務活用を検討するため、11月から「Crew」を利用した実証実験を開始することを発表した。クラフターが提供している、ChatGPTをビジネス利⽤で安全に活⽤する業務効率化ツール「Crew」は、この実証実験に選定された。
杵築市では、庁内業務の省力化に向けてChatGPT等の生成AIサービスの導入を見込んでいる。生成AIを起点としたサービスは必要な場面で適切に活用すべきものであると考えている一方で、情報セキュリティに対する理解度や職員の業務に対する積極性が改めて問われる技術・サービスでもあると受け止めている。
このため、生成AIサービスの活用にあたり、その特徴を理解した上でどのような活用用途が見込まれるか精査する必要があると認識しており、複数の生成AIサービスを検討してきた。その中で、特に組織内の資料を活用した生成サービスは、他の既存サービスでは提供が限られているため、今回Crewを選定することとなったという。
「Crew」の実証実験目的及び概要
・庁内のドキュメントに基づいた生成AIの利用法
・「Crew」の実証実験導入想定活用業務
・庁内の資料を元にして、新しい文書の起案や条例・規則に基づいたQ&Aの生成等
「Crew」は、企業・行政がChatGPTを手軽に安全に使えるサービス。
「Crew」は高度な権限管理やセンシティブな情報の検知、グループ共有、社内書類の管理等の機能が特長。