ナレッジセンス、ChatGPTにWebサイトを1000件まで読み込み・学習させる機能

ナレッジセンスは8日、社内データ・追加データをChatGPTに追加学習できるチャットボット「ChatPro」で、「追加学習」オプション利用可能な「Webサイトの追加学習機能」について、学習先として指定できるURL数を1000件まで引き上げたことを発表した。

当初の100件という上限から、リリース後1カ月で10倍の上限に引き上げることに成功した。通常のChatGPTでは、URL読み込みする機能はないが、ChatProを利用すれば、URL読み込みした上で、そのWebサイトの情報に詳しい社内向けAIを簡単に作成することができる。

ChatGPTは、まるで人間であるかのように回答できるAIチャットボット。ChatGPTは、多くの企業で導入され、業務活用され始めており、ナレッジセンスの「ChatPro」においても、セキュリティなど法人向けの強みが注目され、東証プライム上場企業を含む大手企業等、200社以上に導入されている。

しかし、通常のChatGPTでは、指定したWebサイトの情報を、予め学習させておくことはできない。ChatProの追加学習機能を利用することで、ChatGPTにWebサイトの内容を追加学習させることが可能。定期的に変更される公開Webサイト(法令やFAQなど)について、毎度コピー&ペーストすることなく、簡単に学習させることが可能だという。

ChatGPTにWebサイトを読み込ませるには、ChatProの追加学習機能を利用する。ChatGPTにWebサイトを読み込ませることができる上限は、1つの「追加学習AI」あたり1000件まで。ChatProがリリースしたWebサイト読み込み・学習機能は、当初100件までURLを登録可能な機能だったため、今回のアップデートにより、10倍まで上限を拡張したことになる。

■ 「追加学習」機能の特徴
1.ChatGPTにもない独自機能 ― 自社データを取り込んだAIの構築 ―
ChatGPTには、独自文書を読み込んで社内共有する機能はない(*既報2023年10月24日現在)。ChatProの新機能「追加学習」プラグイン機能では、以下のファイル形式のドキュメントをアップロードし、それに基づいてAIが回答するよう設定が可能。

アップロード可能な独自データ形式:xls, txt, csv, doc, docx, pdf, html, URLで特定のWEBサイトを指定

また、複数ファイルの読み込み可能、複数のAIの作成が可能、原稿用紙100万枚分までの学習が可能(上限の引き上げも相談可)です。

2.回答の参照元も必ず提示、AIの嘘を見抜く
ChatGPTのデメリットの一つには、回答生成に用いた情報が確認できない、という点がある。しかし、ChatProの追加学習機能では、回答に利用した社内データの参照を常に表示することが可能なので、いつでも元のドキュメントを確認し、AIの回答をダブルチェックすることが出来る。

ChatProの「追加学習」機能に関する詳細

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