QuantumCore、生成系AIを活用した新サービス「GenQore」提供開始
- 2024/4/10
- ビジネス
- AI, レザバーコンピューティング技術, 生成AI, 議事録
QuantumCoreは10日、独自のレザバーコンピューティング技術「Qore」と最新の生成系AI技術を組み合わせた新サービス「GenQore(ジェンコア)」の提供を開始した。
同社のコア技術である話者認識APIの「VDQore」は、10秒程度の音声から個人を特定し、既存の音声認識と組み合わせることで「誰が何を話したか」をリアルタイムに可視化する。この技術は既に累計約2600社提供の自動議事録サービス「Sloos」にも採用されている。
一方、近年は大規模な事前学習モデルを用いたテキスト生成AIが注目を集めている。
GenQoreは、VDQoreによる話者認識と音声認識により会話の内容を理解し、その文脈に沿った各種コンテンツを自動生成するサービス。例えば会議中の議論から議事録を自動要約したり、コールセンターでの問い合わせ内容から顧客対応マニュアルのドラフトを即座に生成することが可能。
【GenQoreの主な活用例】
・会議からのリアルタイム議事メモ・アクションアイテム生成
・商談内容を基にした提案資料の自動ドラフト作成
・問い合わせ対応履歴からFAQ・マニュアル生成
・企画会議での議論から、コンセプトシートの自動生成
・オンライン診療での要点作成補助
「音声からテキスト、テキストからコンテンツへ」をワンストップで実現するGenQoreにより、ビジネスにおけるコミュニケーションの高度化と業務効率化を強力に支援する。
GenQoreは、当面は限定顧客への提供を予定している。興味ある企業は、同社まで問い合わせる。