Legal AI、AIの安全性を示す基準「AI表示ラベル」を提唱

生成AIを開発するジークラウド社AIリーガルテック企業 Legal AIは19日、子どもから大人まで安心して安全にAIを利用できるように、AIのプロダクトやサービスに食品衛生法に基づく食品の安全性ラベルと同等の仕組みをAIにも導入するAI表示法(仮称)に基づくAI安全性表示ラベルを提唱した。

食品の表示ラベルを参考に、AIのプロダクトやサービスにも、その安全性を示す表示の定義が必要。

食品表示で必須項目

消費者向けに販売する際に表示が必要になる事項
(食品表示基準第3条第1項関係)
・名称
・原材料名
・添加物
・内容量又は固形量及び内容総量
・消費期限又は賞味期限
・保存の方法
・栄養成分の量及び熱量
・食品関連事業者の氏名又は名称及び住所

食品表示の名称をAI安全性表示すると
・名称 →AIの名称
・原材料名 →AIプラットフォーム/AIプログラムソース元
・添加物 →カスタマイズ開発元
・内容量又は固形量及び内容総量 →AIの学習データ元
・消費期限又は賞味期限 →システム使用期限と利用保証期限
・保存の方法 →データの保存方
・栄養成分の量及び熱量 →プライバシー情報及びGPU消費量
・食品関連事業者の氏名又は名称及び住所 →AI事業者の氏名又は名称及び住所

HARUKA.AIの安全性の表示ラベル
プロダクト&サービス
・AIの名称:HARUKA.AI
・AIのレイティング:PG
・AIプラットフォーム:Open AIのGPT
・カスタマイズ開発元:Legal AI
・APIの種類:GPT, Google Maps
・AIの学習データ元:Open AI, Google Maps, ウェブの公開情報
・システム使用期限と利用保証期限:リリースから3年
・データの保存方法:AWSのクラウドで保存
・セキュリティレベル:ISO 27001
・プライバシー情報:位置情報, 会員登録時(氏名、年齢、住所など)
・課金または広告:アプリ内課金, 広告あり
・使用言語と地域:トリリンガル, 全世界対象
・宗教と人種:AIによる宗教の見解あり, 全人種対象
・AI事業者の氏名又は名称及び住所:Legal AI株式会社, 東京

AIの安全性を示す表示ラベルは重要。技術が急速に発展する世界で、ユーザーが安全にAI製品を選び、使用できるようにするための透明性と信頼を提供する。このラベルは、AIがどのようにデータを処理し、プライバシーを尊重するか、そして任意のバイアスや不公平がないかをユーザーに明示する。開発者としても、製品の安全性と倫理基準を証明する機会になる。つまり、消費者が教育された選択を行うことを支援し、同時にテクノロジー企業に対してより高い責任を持たせることができる。

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