NTTデータ イントラマート、生成AIを組み込み劇的な開発生産性を実現する「intra-mart」リリース
- 2024/6/10
- ものづくり
- DX, プログラミング, ローコードプラットフォーム, 生成AI
NTTデータ イントラマートは4日、主力製品であるエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」の最新版(2024 Spring)をリリースしたことを発表した。
生成AIの組み込みを可能にする連携モジュールを中心に、ローコード開発機能のさらなる充実を図ることで、アプリケーション開発における生産性と利便性の劇的な向上を実現する。
ビジネス環境の変化に伴い、ローコード開発市場が急速な成長を遂げている昨今、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向けて、ローコードを活用した内製開発に取り組む企業が急増している。この流れを背景に、専門的なプログラミングスキルを持たないユーザーにおいても高度なシステム開発を可能にする生成AIの活用ニーズも高まる一方で、企業独自の個性を活かし競争力を高める適切な開発プラットフォームの選択を迫られているのが実情だという。
イントラマート社では、かねてよりローコード開発による業務プロセス全体の自動化・デジタル化を加速させる製品ラインナップの拡充に注力し、積極的な開発投資を行ってきた。今回のアップデートによって、生成AIとの柔軟な連携に加えて、より利用者に寄り添った利便性の高いローコード開発を実現する機能強化を行っている。
2024 Springにおける主な強化ポイント
(1) 生成AI連携モジュール[IM-Copilot]
intra-martで作成したアプリケーションに生成AI機能を手軽に組み込むことが可能。文章・画像・音声の生成に加えてログの記録といった業務運用に必要となる機能も備わっており、様々な作業を生成AIがアシストする。これにより「アプリユーザの業務効率化」「成果物の質向上」「コンテンツ準備コストの軽減」が見込まれる。
(2) [レイアウトモード]*ローコード開発:IM-BloomMaker 機能強化
直感的な操作で画面デザインを編集することができ、プログラミングやHTMLなどの知識が無い人でも容易にアプリケーション画面を作成することができる。レイアウトモードで作成した画面は、そのまま本格的な開発を行うデベロップモードへの切り替えができるため、要件定義や設計フェーズから開発フェーズへのスムーズな展開が可能。
(3) [データ起点テンプレート]*ローコード開発:Accel Studio 機能強化
データ入力されたExcelファイルをアップロードするだけで、容易にアプリケーションを作成できる。既存のExcel資産を活かしながら、アプリケーションの作成時に必要となる手入力の作業を補完する。これにより、実際に動作する画面のモックアップやサンプル・試作品を即座に作りながら要件定義が可能となり、利用者との認識のズレを解消する。