ユアサ商事は3日、connectome.designと共同で、「AI外観検査装置 F[ai]ND OUTシリーズEXW」を開発したと発表した。
「AI外観検査装置 F[ai]ND OUT EXW」は、製造ラインに設置すると、ラインを流れる製品の表層の異物や異常を、AIが自動的に判別する。前シリーズでは、ラインの上部にカメラが設置され表面のみの外観検査だったが、F[ai]ND OUT EXWはライン下部にもカメラを設置したことで、製品の表面と裏面の同時検査が可能となる。
これまでのAIによる外観検査は、大量の不良品画像を集めてAIで学習させ実用性をPoC(Proof of Concept)で検証したり、生産ラインの撮像環境やPC導入環境を検討したりと、非常に手間と時間と費用が掛かるものだった。
「AI 外観検査装置 F[ai]ND OUT シリーズEXW」では以下の機能により、簡単に検査の省人化・効率化を実現する。
最大の特徴は、数時間単位で時間を要する“撮像から検査までの大幅な時間短縮”となる。
今後は、両面同時検査の利点を活かし、厚みの少ないせんべいなどの食品をはじめ、金属部品などの外観検査に展開していく。