TechShare、ホイール型小型4足歩行ロボット Unitree Go2-W国内予約販売開始

TechShareは6日、国内総代理店として販売するUnitree Robotics社のホイール型電動4足歩行ロボットUnitree Go2-Wの日本国内向けの予約販売を開始したと発表した。
今回、TechShareが販売を開始するUnitree Go2-Wは、昨年9月に予約開始したUnitree Go2シリーズのホイール型の最新モデル。各脚の先端に7インチのゴムタイヤが実装され、モータ駆動のタイヤと4足歩行動作の複合的な動作で移動できるロボットで、70cmの段差乗越え能力がある高性能な小型ロボット。
Unitree Go2-Wには2種類のモデルがあり、両モデルとも2次開発ができるモデルで、標準的な2次開発モデルのUnitree Go2-W Smart、自律走行用の3D LiDAR XT-16を搭載したGo2-W Ultimateの2種類のモデルの予約販売を開始した。
<Unitree Go2-W Smartの主な仕様>
立脚時のサイズ :70x43x50cm
本体重量(バッテリーを含む) :約18kg
可搬重量 :約3kg
自由度 :16DOF
タイヤサイズ :7インチ空気入りタイヤ
走行速度 :最高約9km/h(0 ~ 2.5m/s)
段差乗越え能力 :最大70cm
登坂角度 :最大35度
バッテリー駆動時間 :1.5-3.0h
標準搭載カメラ :HD広角カメラ(頭部)
障害物センサー :半天球型3D LiDAR(4D LiDAR L1)
2次開発 :サポート
Unitree Go2-Wの基本構造は、各脚3つのモータで歩行していた12自由度の4足ロボットに、ホイール駆動のためのモータ4基が追加搭載され、合計で16自由度の非常に複雑な移動ロボットとなる。Unitree Go2-Wの特徴は、最大70cmの圧倒的な段差乗越え能力と、自然と走るようにスムーズに超える段差乗越えや階段走行が最大の特徴。また、標準的なUnitree Go2の4足歩行ロボットに比べて、バッテリー駆動時間が若干短くなったり、最大積載重量が8kgから3kgになったり、性能面で若干の必要なトレードオフがあることには注意が必要。
Unitree Go2-Wシリーズの販売価格は、オープン価格の製品となるが、最も標準的なベースモデルのUnitree Go2-W Smartは、ホイール型の電動4足ロボットとしては、破格の300万円以下で購入できるモデルとなる。TechShareでは、Unitree Go2-Wのリリース記念として、2024年10月末までEarly Birdキャンペーンを実施する。下記の特別価格での予約販売する。
<予約販売価格>
Unitree Go2-W Smart 265万円
Unitree Go2-W Ultimate(XT-16 3DLiDAR搭載) 325万円
尚、Unitree Go2-Wの国内出荷開始は、2024年12月頃の出荷開始を予定している。