ミーク、AI道路損傷検知サービス「RoadManager」の通信に「MEEQ SIM」導入
ミークは19日、アーバンエックステクノロジーズが展開するAI道路損傷検知サービス「RoadManager」の通信に「MEEQ SIM」が導入されたと発表した。
道路や橋、トンネルといった交通インフラは、定期的に検査を行い、損傷を修復し続ける必要がある。現在、日本のインフラは老朽化が進んでいるにもかかわらず、人員不足などの課題により、検査や修復のペースは不十分な状況。アーバンエックステクノロジーズが提供する「RoadManager」は、専用アプリをインストールしたスマートフォンを自動車に取り付けて撮影をするだけで、舗装面にできた穴(ポットホール)や亀甲状ひび割れ、白線のかすれ、横断歩道のかすれなど、事故につながる舗装道路の損傷を自動検知できるサービス。
AIが検知した損傷箇所の画像はその場でクラウドへアップロードされ、Webダッシュボードで管理することができる。移動のついでに調査が行えるようになり、専門職員でなくても統一された判断基準での点検を可能にしている。
「RoadManager」の通信は画像のアップロードがメインとなるため、上り方向の通信が圧倒的に多くなる。そこで今回、「MEEQ SIM」の「上り特化プラン」を導入した。「上り特化プラン」を導入したことで、上りの通信容量を大幅に増やしながら、月々の通信コストを半分程度に抑えることができている。
「RoadManager」では、スマートフォンに入れたアプリの更新用データをモバイル通信でダウンロードしている。MEEQの従来料金プラン「上り特化プラン」では、下り高速通信が2GBまでとなりアプリの更新に支障を来す可能性があるため、7GBまで高速通信できるプランにカスタマイズして「MEEQ SIM」を利用している。また、「MEEQコンソール」では、顧客ごとにグループ化して通信状況を管理することができる。顧客ごとに残量アラートを設定することで、通信速度制限によるアップロードの不具合を未然防止することが可能となる。
アーバンエックステクノロジーズでは、従来提供している市民協働投稿サービス「My City Report for citizens」と「RoadManager」を統合し、インフラ維持デジタル基盤へ発展させることも検討しており、都市インフラの課題解決に向けたサービス展開を進めていく予定。
今後もミークでは、アーバンエックステクノロジーズをはじめイノベーション創出を目指す企業の支援を続けていくという。