株式会社新潟日報生成AI研究所は2024年11月1日、正式に業務を開始したことを発表した。
現在、さまざまな生成AIのサービスが世界的に普及し始めている。しかしながら、日本国内における地域の中小企業、自治体、教育機関等が、生成AIの価値を享受し、自らの課題やその延長線上にある地域の社会課題の解決を進めるには、地域に根ざした更新性の高い地域情報のデータが不足しているという課題があった。この課題に対して、新潟日報生成AI研究所は1942年11月1日に創刊した新潟県の県紙「新潟日報」の新聞記事のデータと生成AI技術を連携させ、地域に根ざした生成AIサービスを提供していくという。
新会社の提供サービス
① 新潟日報生成AI
新潟日報の記事データを活用した法人向けの生成AIサービスを提供する。具体的には、同市場でシェア1位を獲得したエクサウィザーズが提供する「exaBase 生成AI」と、新潟日報が提供する新聞記事のデータ(2010年1月以降の朝刊/別刷/夕刊/おとなプラスが生成AIから参照可能、日次で最新データに更新)を連携し、新潟の地域情報に根ざした「新潟日報 生成AI」の提供を開始する。広報原稿の草稿作成やサービス案のアイデア出しなど、「exaBase 生成AI」がもつ機能に加え、業界トレンドの把握、会議の議事録作成、さらにそのテーマに関連する最新記事の共有など、多様な用途で活用できる。
② 新潟日報生成AIロープレ
営業や窓口対応など、自社担当者とお客様とのやりとりを、シナリオに基づいていつでもどこでも実践的にロールプレイングできる。エクサウィザーズ社が提供する「exaBase ロープレ」を新潟版にカスタマイズした営業支援、人材育成サービス。