アドバンスト・メディア、AI音声認識文字起こしアプリ「ScribeAssist」を長崎市役所が導入
アドバンスト・メディアは12日、同社が議事録ソリューションを一元化したプラットフォーム「VoXT One(ボクスト ワン)」で提供している、AI音声認識AmiVoiceを搭載した文字起こし支援アプリケーション「ScribeAssist(スクライブアシスト)」が、長崎県 長崎市役所に導入され、議事録作成期間の大幅な短縮を実現したと発表した。
これまで長崎市役所では、本会議の議事録作成のため、文字起こしを外部機関へ委託しており、依頼から納品までに約20日程度かかっていた。納品後に修正作業を行っていたため、議事録の完成までに多くの時間を費やし、議事録作成業務が議会事務局の大きな負担となっていた。
このような課題を解決するため、長崎市役所は、リアルタイムで会議の音声をテキスト化し議事録作成業務を効率化する「ScribeAssist」の導入を決定した。
他の自治体が活用している議事録作成ソリューションに関する情報収集を進める中で、多くの自治体が導入していた「ScribeAssist」のトライアルを実施。トライアル期間中に業務効率化を実現したこと、800件以上の自治体への導入実績、さらに議会での活用事例が豊富なことが決め手となり、正式導入が決定した。
現在では、本会議の議事録作成をする際は、まず「ScribeAssist」で文字起こしを行い、文字起こしした結果を外部委託先に提供し、議事録の作成を依頼している。こうした業務フローの改善により、依頼から納品までの期間が導入前の20日から、3~10日程度に短縮され、議事録作成の効率が大幅に向上した。また、発言内容がリアルタイムに文字起こしされるため、本会議中にリアルタイムの発言内容を確認・出力することが可能になった。スピードと正確性が求められる会期中の議会において、情報共有の迅速化と情報精度の向上に大きく貢献しているという。