スタジオスポビーは20日、2025年2月から、同社が開発するエコライフアプリ「SPOBY」で、脱炭素計測機能にAI解析技術を実装すると発表した。
脱炭素アプリ「SPOBY」は、個人の脱炭素活動によって生じた脱炭素量(CO2削減貢献量)をグラム単位で可視化し、個人の意識改革・行動変容を促す。具体的なアクションとして、徒歩・自転車移動による自動車移動代替、マイボトルによるペットボトル廃棄の削減、コンポスト利用による生ゴミの焼却抑制、地産地消の消費行動によるCO2排出削減などがある。
当該アプリにAI解析技術を搭載することで、自動的かつ正確な脱炭素計測を実現し、より行動変容による環境パフォーマンスデータを高い精度を持って補足し、定量スコア化することが可能になる。(特許出願中)。
例えば、コンポスト機能について、投下した生ゴミの写真を撮るだけで、現実的に生ゴミがコンポストに投下されているかの事実判定のみならず、生ゴミの容量までも解析し、その投下量に応じた生ゴミ焼却抑制による脱炭素量(削減貢献量)を自動的に計測できるようになる。
昨今脱炭素アクションを評価するアプリ、Webサービスが年々増加する一方、自己申告制による記録にとどまり、虚偽報告や誤報告の可能性を内包していることが「個人脱炭素」を推進する上で大きな弊害となり、精緻な値の可視化が課題として残る。AI機能の実装により、当課題をクリアするだけでなく、ユーザーにとって手軽かつ精緻なデータとして、ライフスタイルにおける脱炭素アクションの浸透を実現する。
「SPOBY」は、今後も「自動的且つ精緻な個人脱炭素データ計測」を主眼に置き、機能の追加アップデートを図っていく。そして、地域市民や企業従業員が日々の生活や就労の中で、気軽に脱炭素アクションに取り組むことができる社会の創造を目指すという。