ロボット遠隔操作クラウドサービス「Remolink」、業務のアウトソーシング機能リリース

ロボットの遠隔操作業務を実現するクラウドサービス「Remolink(リモリンク)」を提供するリモートロボティクスは22日、Remolinkを導入した事業者がロボットの遠隔操作業務を社外人材へアウトソーシングするために必要となる新たな機能をリリースしたと発表した。

この新しいRemolinkの機能を活用したロボット遠隔操作業務のアウトソーシングサービスでは、社外人材によってロボット遠隔操作業務が柔軟かつ効率的に実行される仕組みを提供し、事業者の人材採用・教育・雇用維持負担の軽減と人件費最適化の実現を目指する。

2025年夏頃のサービス提供開始に向け、事業検証に協力できる企業を最大3社募集する。

ロボットの遠隔操作を実現するクラウドサービス「Remolink」とは
人手不足が深刻化する中で採用や雇用維持は難を極める一方、もう一つの解決策としてロボットシステムや生産設備の導入を検討しても、費用面や技術面などが要因となり100%の自動化もまた難しいという現状がある。

Remolinkは現場に導入したリモートロボットシステムの遠隔操作を実現するクラウドサービス。現場で稼働するロボットの自律動作に加えて、ロボットが苦手とする認識や判断が必要な場面ではリモート環境にいる人がRemolinkを使用してロボットに指示を与えることで「人とロボットの役割分担」を実現する。

リモート操作ができるからこそ人は場所を選ばす働くことができ、一人で複数工程・複数拠点のロボット遠隔操作が可能。

Remolink新機能によって実現する「ロボット遠隔操作業務のアウトソーシングサービス」概要
今回新たにリリースしたRemolinkの機能は、Remolinkを導入した事業者がロボット遠隔操作業務を社外人材にアウトソーシングすることを可能にするもの。リモートロボティクスはこの新機能を活用し人材を抱える同社のパートナー企業とともに、Remolinkユーザー企業に対しロボット遠隔操作業務のアウトソーシングサービスを提供する予定。

アウトソーシングサービスは特に、以下の課題を抱える事業者に向け設計されている。

・人材不足解消のための採用活動負荷が高い
・採用した従業員の教育コスト削減が難しい
・業務量の変動に合わせて人件費を最適化したい

本アウトソーシングサービスは、事業者がRemolinkから社外人材に実施してほしいタスク(業務内容)と稼働日時をオーダーするだけのシンプルな仕組み。
本サービスを通して以下の3つのメリットを実現します。

1.安心:人材パートナーが雇用・教育・管理するワーカーが、依頼業務を安全かつ確実に遂行
2.柔軟:月単位や時間単位での業務依頼が可能であり人件費の固定費→変動費化を実現
3.コスト最適化:複数の事業者でワーカーをシェアすることで、1社あたりの人件費負担を軽減

関連URL

リモートロボティクス

関連記事

注目記事

  1. 2025-1-25

    Spectee、神戸市の総合防災訓練で、AIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」活用

    防災テックスタートアップのSpectee(スペクティ)は23日、1月11日に神戸市が開催した「神戸市…
  2. 2025-1-22

    LandSkip、窓×AIで「思い出を映す窓」を提供開始

    デジタル窓/バーチャルウィンドウ事業を展開するランドスキップ(LandSkip)は20日、生成AIを…
  3. 2025-1-20

    NVIDIA、業界のリーダーと提携しゲノミクス・創薬・ヘルスケアを推進

    NVIDIAは17日、エージェント型 AI および生成 AI の活用によって創薬の加速、ゲノム研究の…
  4. 2025-1-15

    ヴィリング、「CareTEX東京’25」障害福祉サービス展にAIセラピスト「co-mii」を出展

    ヴィリングは、2025年2月3日(月)~5日(水)に東京ビッグサイトで開催される「CareTEX東京…
  5. 2025-1-10

    ビバリーグレンラボラトリーズ、「AI ×スキンケア」新サービス「グレンナ」70店舗で展開

    浸透テクノロジーコスメの「ビーグレン」を展開するビバリーグレンラボラトリーズは9日、従来のBOT型チ…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る