Spectee、神戸市の総合防災訓練で、AIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」活用
防災テックスタートアップのSpectee(スペクティ)は23日、1月11日に神戸市が開催した「神戸市総合防災訓練」に参加し、提供するAIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』を活用した訓練を行ったと発表した。
本訓練は、神戸市が南海トラフ巨大地震によって最大震度6強の被害を受けたことを想定して実施されたもので、『Spectee Pro』は2020年から同市の防災対策に導入され、今回が初めての防災訓練への参加となる。
今回の訓練では、SNS投稿や気象データなど様々な情報から災害時の危機情報を収集・可視化する『Spectee Pro』を活用。『Spectee Pro』では、地震被害(土砂崩れ、火災、液状化等)を想定した訓練用のSNS投稿の表示・通知が、災害対策本部のモニター上で随時行われ、迅速な情報収集や意思決定を支援した。神戸市職員は『Spectee Pro』の投稿の内容や位置を確認し、被災状況の把握や各区役所への情報共有などに活用した。
『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国1万台以上の道路・河川カメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できるAIリアルタイム防災・危機管理サービス。
顧客が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができ、災害対応やBCPを目的に民間企業・自治体などに利用されている。なお、地方自治体では、全国の自治体で導入されており、都道府県庁では約7割導入している。