プロトコーポレーションは2日、運営するクルマ・ポータルサイト「グーネット」を利用する中古車販売会社の経営支援システム「MOTOR GATE(モーターゲート)」で、掲載する中古車の画像から車種情報登録等をAIが自動で判別しデータ化する機能「MOTOR GATE AI」の提供を開始した。
「Motor Gate」は「グーネット」への中古車在庫登録やタイヤ等の商材購入支援等を提供している中古車販売会社専用の経営支援システムとして国内約1万4000社以上が導入をしている。
今回のAI機能の導入は、中古車販売会社の業務効率化による生産性向上と、在庫回転率及び収益力向上を目的に研究開発を行い、「グーネット」等の運営により長年構築してきた独自のビッグデータをAIで解析することで提供が可能となった。
プロトコーポレーションの調査では中古車販売会社の業務において、web等への在庫車両登録データ化にかかる時間は1日あたり約2時間を要していることが判明し、中古車販売会社の業務生産性が向上しない一因となっているという。
「Motor Gate AI」の導入によりデータ化業務の約50%程度を低減することが可能となる。また「グーネット」掲載画像へのユーザーアクセスデータから、ユーザーに人気の装備やパーツ等の情報をAIが自動分析し、アクセス向上に寄与する車種紹介コメントの自動生成や、推奨画像枚数等を示唆する。これにより見積依頼や電話問合せ等のグーネット上での広告効果が180%程度向上することが期待されるという。