AIデータプラットフォーム「FastLabel」、 画像生成AI機能のα版をリリース
AIの社会実装を支援するFastLabelは21日、AI開発に必要不可欠なオールインワンAIデータプラットフォーム「FastLabel」上に、画像生成AI機能のα版をリリースしたことを発表した。画像生成AIを開発したい企業向けに教師データ作成からファインチューニングまでを一気通貫して支援するソリューションを提供する。
画像生成AI機能の特徴
・企業固有のデータでファインチューニング
固有のデータをもとに教師データ作成(キャプショニング)からモデルのファインチューニングを一気通貫で支援する機能を提供しており、企業が保有するデータをもとに最適化した生成AIを活用したいニーズに対応できる。
・オープンソースの基盤モデルと統合
英Stability AI社が公開している “Stable Diffusion” など、オープンソースのモデルと統合することにより、クローズドソースのようにアルゴリズムがブラックボックス化されておらず、透明性を確保しつつ動作の仕組みを正確に把握できる。
・プライベートな環境でデータの取り扱いが可能
FastLabelのAIデータプラットフォームは、AWSなどを利用したプライベートクラウドの環境に構築することが可能。クローズドなネットワーク環境下で、企業が保有するデータと統合することができるため、安心・安全に生成AIの研究・開発ができる。
FastLabelでは、今後、画像生成AIの領域だけでなく、動画、音声、LLM(大規模言語モデル)などの領域でも機能のリリースを進めていく予定。そして、AIインフラを構築することで、日本企業、および産業を「世界レベル」へと押し上げる挑戦に引き続き取り組んでいくという。