NVIDIA、生成AIとOpenUSD対応のOmniverseのメジャー アップグレードをリリース
NVIDIAは8日、NVIDIA Omniverseプラットフォームのメジャー リリースを発表した。
これにより、OpenUSDフレームワークと生成AIを使用して3Dパイプラインを最適化および強化するための新しい基盤アプリケーションとサービスが開発者や産業企業向けに提供される。
OpenUSD ベースの 3D ツールとアプリケーションを接続し、描写、シミュレーションするためのOpenUSDネイティブ ソフトウェア プラットフォームである Omniverse のアップデートにより、産業デジタル化のための仮想世界と高度なワークフローの作成が加速される。 Cesium、Convai、Move AI、SideFX Houdini、Wonder Dynamics が OpenUSD 経由で Omniverse に接続されるようになった。
プラットフォームのアップデートの主なハイライトには、ネイティブ OpenUSD アプリケーションおよび拡張機能を開発するためのエンジンであるOmniverse Kitの進化と、NVIDIA Omniverse Audio2Face基盤アプリおよび空間コンピューティング機能の進化が含まれる。
主な改善点
Omniverse Kit のアップデートの内容。
・新しいモジュラー アプリの構築 — Omniverse 拡張機能へのアクセス、共有、管理のための中央リポジトリである新しい Omniverse Kit Extension Registry により、開発者はアプリケーションの機能のオンとオフを簡単に切り替えることができ、NVIDIA が提供する 600 を超えるコアOmniverse 拡張機能からカスタム アプリを構築することがこれまでより簡単になる。
・新しい開発者テンプレートとリソース — 新しいアプリケーションとエクスペリエンスのテンプレートにより、OpenUSD と Omniverse を使い始める開発者は、最小限のコーディングで大きな有利なスタートを切ることができる。
・効率とユーザー エクスペリエンスの向上 — 新しいレンダリングの最適化は、Omniverse RTX レンダラーに完全に統合された DLSS 3テクノロジを備えた NVIDIA RTX GPUのNVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャの機能強化を最大限に活用し、新しい AIノイズ除去機能によりリアルタイム の大規模な産業シーンの4Kパス トレースが可能になる。
・ネイティブ RTX を活用した空間統合 — 新しい拡張現実 (XR) 開発者ツールにより、ユーザーは空間コンピューティング オプションを Omniverse ベースのアプリケーションにネイティブに構築できるため、ユーザーは 3D プロジェクトや仮想世界を好きなように体験できる柔軟性が得られる。