アディッシュ、生成AIをテーマにしたネットリテラシー講座を9月下旬提供開始

デジタルエコノミー特化のカスタマーサクセスソリューション・プロバイダーであるアディッシュは17日、生成AIをテーマにしたネットリテラシー講座を、生徒・教職員・保護者を対象に、小学校・中学校・高等学校に向けて9月下旬から提供開始予定だと発表した。

文部科学省は2023年7月4日、「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を発表した。主に対話型の文章作成AIについて、学校関係者が現時点で生成AIの活用の適否を判断する際の参考資料として暫定的にとりまとめたもので、「1. 本ガイドラインの位置づけ」「2. 生成AIの概要」「3. 生成AIの教育利用の方向性」「4. その他の重要な留意点」に触れている。

これらの中で、全ての学校を対象にした”「情報活用能力」の育成強化“ があります。GIGAスクール構想に基づき1人1台端末活用の日常化を実現する中で、情報モラルを含む情報活用能力の育成について、生成AIの普及を念頭に一層充実させるとしている。

2022年11月に米OpenAI社からChatGPTが公開され、高度な文章生成力などから教育業界においても生成AIに関する注目が集まっている。利便性は理解されながらも学校現場の教職員からは、
「どのように教育に活用したらよいのか分からない」
「利用に伴うリスクや対策を把握していないため、正しい使い方を生徒に伝えられない」
といった声が上がっているという。

学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングのスクールガーディアンが提供しているネットリテラシー講座は、インターネット・ソーシャルメディアの活用を目的に、これらの可能性と危険性の両面を伝えている。生徒、教職員、保護者と、講座対象者によって内容を変え、要望に応じたテーマ・内容の講座も提供している。

一方向の講座形式だけでなく、参加者自身が考えたり、理解を深めたりするワークショップ形式も行っている。

生成AIをテーマにしたネットリテラシー講座 概要

生徒・保護者・教職員を対象に生成AIの仕組みから利便性、注意点を学び、今後の付き合い方を考えるためのプログラム。

対象者 :生徒・教職員・保護者
対象校 :小学校・中学校・高等学校
提供開始:2023年9月下旬予定
講座内容(予定):
-生成AIの仕組み
-生成AIの可能性・利便性
-生成AI利用における注意点
-生成AIとの付き合い方 など
*講座内容は、社会状況や国のガイドラインに応じて変更になることがある。

関連URL

「スクールガーディアン」 
アディッシュ

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