FIXERと長野県は5日、FIXERが開発・提供するエンタープライズ向け生成型AIサービス 「GaiXer (ガイザー)」を利用した庁内業務効率化について、実証実験を9月から本格開始したことを発表した。
長野県は、ChatGPTをはじめとする生成AIサービスについて、業務効率化が期待され、必要に応じ活用すべき技術と認識する一方、情報セキュリティや職員の業務に対する主体性が改めて問われるサービスと認識し検証を行っている。そんな中、同県はGaiXer に注目。セキュアな環境下での使用が可能であることに加え、プロンプト作成支援機能など誰でも簡単に利用できることなどを評価し、GaiXerを利用した庁内業務効率化の実証実験の実施を決定した。本実証実験は10月20日を以て完了予定となっている。
FIXERと長野県は今回の実証実験において、生成AIを活用した庁内業務効率化の研究に共同で取り組んでいくという。
GaiXerはChatGPT等に代表される生成AI技術を活用した行政・企業向けサービス。
Azure OpenAI Servicesを軸に開発し、データ保護機能、アクセス制御機能に特化し、業種別のテンプレートを活用したプロンプト作成支援や、Webサイトや社内マニュアル等の学習に基づく高品質な回答の生成など、日々機能を強化している。加えて、クラウド上の様々なサービスと結合することで、カスタマーサポート支援や、文書作成業務の効率化など、幅広い分野での活用を可能にしている。