LAPRASは8日、キャリアパートナーサービス「LAPRAS」で、AIと面接練習ができる「AI面接コーチング(β版)」の実証実験を開始すると発表した。
本機能は、AIが求人内容に合わせてカスタマイズした想定質問を行い、回答を即座に分析しアドバイスを提供するもの。2023年11月に業務提携した韓国最大級のHRテック企業であるWanted Lab, Inc.が持つ300万人の転職データやAI技術を活用し、本格提供に向け、機能の一部を試験的に提供する。
本機能は、候補者が興味を持つ具体的な求人に基づいた質問をAIが提示し、質問に対して候補者が回答を入力すると、AIは即時に具体的なアドバイスを提供する。候補者は、面接の受け答えを事前に練習し、改善点を明確に把握できる。候補者は自分だけでは気付かない可能性のある面接の改善点を発見でき、面接時に自信を持って、自分の経験やスキルを効果的に伝えることが可能になる。一般的なアドバイスではなく、求人に特化した準備を通じて面接通過の確率を高めることができるという。
本機能は、Wanted Lab社との提携により、300万人以上が利用するAIマッチング採用サービス「Wanted」の豊富なデータと知見を活用している。ビッグデータを元に学習したAIが、求人に対する想定質問を推測し、面接を通過しやすいようにフィードバックを提供する。
LAPRAS社は、2024年1月に「職務経歴コーチング」を提供開始し、今回「AI面接コーチング」の実証実験を開始した。今後もAIなどのテクノロジーを活用することで、従来の転職エージェントが提供してきた役割の一部をより効果的かつ利用しやすい形で提供し、転職したい人がより気軽に、より良い転職ができるように支援をしていくとしう。
◆AI面接コーチングの機能紹介
1.気になる求人ページから「AI面接コーチング(β版)」を実行
2.AIが考えた面接想定質問が表示される
3.各質問に対してユーザーが回答を入力する (一問一答形式)
4.回答した内容に対して、良い点と改善できる点として分けてAIがフィードバック