エネットと三菱UFJ銀行は15日、カーボンニュートラル実現と持続可能な事業経営を両立するべく、今冬から三菱UFJ銀行全国約200か所の施設において、「Enneteye(エネットアイ)」を活用した省エネ活動を開始すると発表した。
Enneteyeは、各施設の電力データを自動的に収集し、AI・データ分析により、電力使用状況の可視化、省エネポテンシャルの抽出および省エネ提案を行うサービス。
本サービス導入により、これまで空調温度設定や節電の声かけのみに留まっていた省エネ活動が、各施設の電気使用状況の可視化およびAIによる診断結果を提供することで、行員の判断でより効率的かつ効果的な省エネアクションを選択できるようになるという。
三菱UFJ銀行とエネットは、Enneteyeを三菱UFJ銀行の一部施設で1年間試験導入し、冬季および夏季に省エネアクションを実施。このうち省エネポテンシャルがあり、1年間継続して取り組んだ施設において、冬季平均9%、夏季平均7%の電気使用量削減という有意な結果を得ることができた。これらの試行結果と今般の電気事業法改正の機を捉え、三菱UFJ銀行の自社ビル等自ら電力を契約する全国約200施設にEnneteyeを導入し、さらなる電気の使用量削減を推進する。
三菱UFJ銀行はハード・ソフトの両面において先進的な対策を講じることで、職場の快適な環境を維持しつつ、自ら設定した省エネ目標(2030年迄に2019年度比30%削減)達成を目指しており、引続きエネットと協働して、効率的かつ効果的な省エネを推進していく。また、エネットは電気の提供とともに、カーボンニュートラルに向けた脱炭素経営に欠かせない、企業の省エネ活動を支援するサービスを提案していくという。