WEBマーケティング事業を手掛けるバリュークリエーションは18日、7月に家屋の解体に関する見積もり取得や解体業者の決定を完全オンラインで行えるサービスとして「解体の窓口」正式版をリリースし、リリース直後からの利用者数増大に応じて、今回新たに、AIによる家屋解体の金額を自動算出できる機能を新実装したと発表した。
これによって、これまでは多数の解体業者へ相見積もりを取得して不透明な情報の中から意思決定をしていた業者選びのプロセスを、デジタルトランスフォーメーションすることが実現され、情報選択の効率化に加えて価格決定に透明性をもたらすことができるという。
近年、空き家問題の拡大もあり戸建て住宅等の解体ニーズは増加傾向にあるが、解体工事を行う業者は各地に多数存在し、また“良い解体業者”を見極める明確な基準が存在せず、業者を決定するには見積もり算出の根拠が不透明なこともあり非常にストレスフルな環境だった。
解体金額の妥当性が明確でないことから、不動産会社やハウスメーカーに一括で依頼して工事を行ったら、後から知人にもっと安く解体できることを教えてもらい損をした気分になる、ということも稀ではなかったという。
大事なことは業者決定までに情報の透明性があり、適正な価格で、解体免許を保有した優良な解体業者を見つけられること。しかし、それを実現するには現状はあまりに情報取得の手段がアナログであり労力がかかりすぎる現実に課題意識を持ったバリュークリエーションの新谷晃人代表取締役は、国内および業界で初めてとなる家屋解体に関するオンラインオークションサイト「解体の窓口」を開発し、これによって見積もり取得や情報選択の労力を最小化できることに加え、価格決定までの透明性を最大限追及したサービスを実現することに至ったという。
さらに、オークションで入札される解体金額の適性を見極めるための材料として、解体する家屋の情報を入力することでAIが自動的に解体金額を見積するシミュレーション機能を搭載することで、より一層利用者の解体業者選びの質を高めることに貢献するという。