リックテレコムは25日、AIシステム開発における「テスト手順」解説書を発刊すると発表した。
機械学習によるAIソフトウェアの開発では、従来のテスト技術やテストツールは一切通用しない。本書はその解決策を提示する技術解説書であらゆるAI開発現場、待望の一冊だという。
本書はAI向けの全く新しいテスト手法として、メタモルフィックテスティング、ニューロンカバレッジ、最大安全半径、網羅検証の4つを紹介する。教師あり機械学習で開発したディープニューラルネットワークおよびアンサンブルツリーが解く分類問題(画像識別)と回帰問題(価格予測)の実例を交え、4つの手法の原理と手順を解説。それぞれのチュートリアルを通じて実践スキルも身に付くという。
本書ではまず、AIの専門家でない人々に向けて、1章ではできるだけ平易に「AIとは何か?」の説明から始める。続く2章では、AI開発におけるテストの難しさと、考え方を説明。3章からはいくつかのテスト技術について説明するとともに、テストを実行するためのソフトウェアの導入方法や実行例も含めながら詳しく解説することで、読者がAIソフトウェアのテストを実践できるようになることをめざす。
書籍概要
書名:AIソフトウェアのテスト――答のない答え合わせ [4つの手法]
著者: 佐藤直人・小川秀人・ 來間啓伸・明神智之
判型:B5変型判
ページ数:264
定価:3080円