CBCは18日、Jリーグ・FC東京とのパートナーシップにより、CBCがグローバルネットワークを活用し販売展開しているAIカメラを、FC東京にて導入すると発表した。
トレーニング風景や練習試合の映像をAIカメラで撮影し、チーム強化のための分析や選手へのフィードバックなどに役立て、チーム強化、DX化を推し進める。
CBCが展開しているAIカメラは、ユーザーでの用途、設置場所、予算規模などの様々な要望に応えるべく、ロンドン、イスラエル、デンマークなど各国と連携し、パートナーシップを通して各種ラインナップを取り揃えている。今後は、分析システムなどでさらにクラブと連携するとともに、映像テクノロジーなどの最先端テクノロジーを活用したスタジアムソリューションやファンエンゲージメントなどの分野でも連携強化を目指していくという。
今回導入したAIカメラの特徴は、オートマチック・トラッキング・アルゴリズムにより、選手やプレイのフォローを可能とし、マルチカメラによるフィールド全体の撮影を行うこと。また、スティッチングテクノロジーによるシームレスなパノラマビデオの生成できることも特徴となる。生成した映像は即座に確認することができ、練習後や試合後のミーティングで活用することが可能となる。
アプリ機能を使えば、グラウンドから離れた場所でもほぼリアルタイムで練習状況や試合状況を確認できることも導入メリットとなり、遠征先からサテライトやアカデミーの練習状況も確認可能となる。
さらに、今回導入したAIカメラには、追加機能としてクリッパー機能を装備している。この機能により、任意で切出し範囲を決めて所望の時間範囲で複数のクリップをまとめてレンダリングすることが可能となる。ジョイスティックで、画角サイズ・ズームイン/アウト・位置の操作などが可能となり、特定箇所のクリップ作成を随時ファインダー化できるようになっている。
ジョイスティックとジョグコントローラーを用いてスロー、早送り、逆再生、コマ送り、コマ戻しなどを含む映像クリップ作成やハイライト作成も可能となる。