AIを活用した「Future OCR」に手書きの日本語を高精度に読み取れるAIモデルを追加

フューチャーの主要事業会社であるフューチャーアーキテクトは、AIを活用したOCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)プラットフォームサービス「Future OCR」に、手書きの日本語を高精度に読み取れるAIモデルを追加し、2022年6月より提供開始する。

フューチャーアーキテクトは様々な業界で培ってきた業務改革のノウハウをベースに実運用に耐えうるAIを開発し、2021年からAI-OCRプラットフォームサービス「Future OCR」を提供している。今回「Future OCR」から新たに提供するのは、多様な文字に対応する手書き日本語AIモデル。

画像ノイズに強く、擦れや傷のある複写式伝票や解像度が低い文字画像、枠線を含む文字も読み取ることができ、AIによる手書き日本語入力業務の自動化率は91.40%、読み取り精度は99.49%を達成している。また、住所や商品名等を自動補正する機能を有し、対象帳票をAIに学習させることでさらに自動化率や読み取り精度を向上させることも可能。

同社は2019年にSGシステムとともに、佐川急便の配送伝票入力業務をAIによって自動化するシステムを開発し、手書き数字を自動認識させることで月間8400時間の業務を自動化した実績がある。その後もAI-OCRを活用し、海外BPO(Business Process Outsourcing)利用ユーザーの国内業務回帰や基幹システムへの連携によるエントリー業務の自動化、RPA(Robotic Process Automation)と組み合わせたBPR(Business Process Re-engineering)などを推進してきた。

フューチャーアーキテクトは、ビジネスコンサルティングからシステムの実装まで一貫して担えることを強みに「Future OCR」ソリューションでは、顧客の貴重な労働資源を最大限に有効活用できるようAI活用による業務自動化を実現する。今後も科学的なコンサルティングアプローチと技術力で顧客をITと経営の両面から支援し、ESG・SDGsに貢献しながら未来に新たな価値を創造するという。

「Future OCR」手書き日本語AIモデルの特長
1.画像ノイズに強く、解像度の低い文字画像や枠線を含む文字も読み取り可能
2.手書きのひらがな、カナ、英数字のほか地名、建物、社名、氏名等の漢字、及び様々な活字フォントにも対応
3.自然言語処理を応用し、書き間違いや文字飛ばしによる住所の誤記載を自動補正
4.特殊文字への対応やさらに高い自動化率、読み取り精度が必要な場合の「AI学習サービス」も提供

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