アイスマイリー、予測AIカオスマップ2023年版を公開

企業のDXを推進する国内最大級のAIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは3月31日、各業界のDX推進の支援の一環として、需要や売上、健康や株価を予測するAIツールをまとめた「予測AIカオスマップ2023」を公開したと発表した。掲載数は合計115サービス。

予測AIとは、過去のデータに基づき、未来の数値や結果を予想する、主にマーケティングや分析といった領域で活用されるAIの総称。これまで担当者が積み重ねた経験や勘に頼っていた属人的な将来予測をAI・人工知能が自動化し、予測工程の標準化と精度向上が期待できる。

AIによる予測の取り組みが最も進んでいるのでは、商品の需要や売上、在庫はもちろん、株価やスポーツの試合結果、広告クリエイティブの効果測定、過去データからの天候リスク予測でも活用されている。より高い精度で予測を行うためには、予測AIモデルの開発に十分な過去 (時系列) データを必要とする場合がほとんどだが、中には特定の予測に特化することでノーコードでAIモデル作成ができるプラットフォーム型のサービスも登場している。

近年、デジタル化の波が押し寄せ、データ活用の重要性に注目が集まっている。2020年12月、経済産業省は小売・卸業向けに最新の需要予測AI導入ガイドを公開した。ガイドでは、多くの企業が直面する課題は、人手不足・生産性など多岐に渡るが、AI技術は生産性改善だけでなく、従業員満足度の向上・技術継承促進と若手の育成・IT人材の採用など、様々な経営課題の解決へつながり得るとしている。また、昨今では新型コロナウイルスの感染拡大の予測を過去の感染者数の推移や人流データ等を用いて行われるほか、2022年にはソフトバンク社が日本気象協会と小売店や飲食店向けに日々の来店客数を予測するAIの共同開発を行うなど依然として注目は高まっている。

予測をするには、さまざまな要素が複雑に絡み合うため、従来は長年の経験や担当者の勘に頼るといった属人的な手法で行われることが大半だった。しかし、今後の人口減少社会においては、これまで経験者の肌感や勘に頼っていたやり方から脱却し、「いかにデータを活用し正確な予測を立てながら、ビジネスにしていくか」というスキルが、企業個人、どちらにとっても求められていく。属人的な手法に頼らず、より精度の高い予測を実現するため、AI・人工知能を活用した新たなソフトウエアやシステムが次々と誕生している。

予測AIの製品・サービスにはツールによって機能や実現できる内容に違いがあるで、自社の課題は何か、どんな結果を実現したいのかという観点から、それぞれのツールの違いを充分に比較検討することが重要。

本カオスマップは、2021年に公開したものから、13サービスを追加、調整を行った2023年3月現在で最も新しいカオスマップとなっている。

■予測AIカオスマップ2023の入手方法
「予測AIカオスマップ2023」の希望者は、下記の問い合わせフォームから資料請求する。

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