Webマーケティングとクラウドセールステックを展開するジオコードは17日、同社が提供するクラウド営業支援ツール「ネクストSFA」の新たな機能として、4月中旬に告知していたChatGPTを活用した「メール作成機能」をリリースした。
昨今のBtoB営業やマーケティング活動において、メール配信は有効な手段となっており、このメール配信を積極的に活用することは、企業の営業活動やマーケティング活動のDX(デジタル化による社会や生活の変化)推進にも繋がる。しかし、メール配信には、コンテンツの企画から作成、配信に至るまで、想像以上に時間と労力がかかることが課題となっている。
ジオコードは、これらの課題を解決することで、企業の営業活動やマーケティング活動をサポートし、顧客の売上向上により一層貢献したいと考え、本機能を開発しリリースしたという。
「メール作成機能」は、メール配信用の文章作成時に書式に沿うかたちでメールタイトルや本文を入力することができる機能。ChatGPT(AI)を初めて使う人、プロンプトがわからない人でも簡単に人工知能の利点を最大限に活用することができる。
プロンプトとは、ChatGPTへの質問の仕方のこと。質問の仕方によっては期待している結果が得られない場合がある。ChatGPTを最大限活用し、成果に繋げるには、この「プロンプト」が非常に重要になる。ジオコードでは、このプロンプトを数カ月にわたり研究し、メール作成に適した仕様にしてネクストSFA内に組み込んだ。
「メール作成機能」を利用することで、以下のようなメリットが得られる。
・メールタイトルや本文が簡単に作成できる
・メール配信時の工数を削減し、送信頻度や質を向上できる
・時間を大幅に節約し、企画や顧客対応など、人がやるべき業務に集中できるようになる
「メール作成機能」に関する一定のフィードバックを得た後は、「ネクストSFA」を利用することで得られる体験や導入価値の向上につなげていきたいという。今後も引き続きChatGPTやそれに類するAIサービスを活用した新機能・新サービスの拡充を検討し、開発、リリースにつなげていくとしている。