フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)は30日、同社が運営するイノベーションC投資事業有限責任組合(イノベCファンド)、及びびわこ・みらい活性化投資事業有限責任組合(FUNAZUSHIファンド)より、大型二足歩行ロボットを開発する人機一体に出資したと発表した。
立命館大学発スタートアップ企業である人機一体は、先端ロボット工学技術により社会課題としての「重労働」の解消を目指している。ロボットをフィジカルな道具として人が直感的・直観的に操る技術をパッケージ化して提供することで、物理的な力を人が自在に操り、フィジカルな重労働を強いられることのない世界をビジネスとして構築すべく、技術開発・事業開発を進めている。
先端ロボット工学を基礎として、油圧では実現できない緩急剛柔自在な力制御が可能な電動モータ技術や、緻密な重作業に応用可能なマスタースレーブ技術等を開発。同社独自のこれらの技術を知的財産としてポートフォリオ化し、事業会社と連携して革新的な製品および市場を実現。
また同社独自の技術の象徴として、重作業における人の能力を拡張する二足歩行の人型ロボット「人型重機」の完成を目指すとしている。