AI身体分析テクノロジーと接客DX技術を強みとするSapeetは6日、同社が開発・運営するAI姿勢分析システム「シセイカルテ」が、ティップネスが運営する総合フィットネスクラブ「ティップネス」全店舗に導入されたと発表した。
ティップネスでは、健康なカラダづくりや効果的なトレーニングをおこなうためのベースとして、まずはカラダのゆがみを改善し姿勢を整えることの重要性を提唱している。日常生活においても、姿勢の悪さは腰痛、肩こりなどの慢性痛を引き起こすとして、多くの人々がカラダの悩みのひとつとしてあげているものの、実際にはなかなか自分の姿勢について客観視する機会がない。
「シセイカルテ」は、複数枚の全身写真の撮影により重心の偏りや前後左右のゆがみを数値で評価し、このままの姿勢だとなってしまうかもしれない未来姿勢を3Dアバターで分かりやすく可視化する。さらに、そうならないための改善エクササイズも提案し、利用者に自分の姿勢を客観視させつつ、その後の改善行動を促す。
ティップネスではこれまでも、体脂肪量・筋肉量などの体組成分析を行ってきたが、「シセイカルテ」の導入により、利用者に自らの姿勢への気づき・改善を促すことで、より効率的なサポートを目指すという。
Sapeetは今後、姿勢分析ツールの提供にとどまらず、自社の技術やDXの知見を活かし、ティップネスと更なる協業を進めていく。
「シセイカルテ」は、『寄り添う先端技術でヘルスケア経営をサポートする』をプロダクトビジョンとして掲げている。AIや3DといったSapeet独自のテクノロジーを組み合わせ、わかりやすく使いやすいシステムとして提供し、タブレット1台でヘルスケア業界の経営に寄り添うことを目標としている。
「シセイカルテ」は今後もカラダを科学し、人々の行動変容を促すことで、健康寿命の延伸に貢献していくという。