取手市は6日、6月1日から障害福祉課カウンターに、AI音声認識アプリケーションを使用し、会話をリアルタイムで字幕表示できる透明ディスプレイを1台設置したと発表した。
DXの推進を図りながら、耳が不自由な人や音声だけでの理解が難しい人でも相談しやすい環境を整備し、障がいがある人もない人も互いに認め合いながら生きる「共生社会」の実現を目指すという。
取手市では、障がいのあるなしに関わらず、誰もが暮らしやすい地域づくりと共生社会の実現を目指して様々な政策を行っている。
その一環として6月1日から、耳が不自由な人がいつでも安心して来庁できるために、障害福祉課カウンターに、AI音声認識文字起こし支援アプリケーションを活用し、会話をリアルタイムで字幕表示させる透明ディスプレイを設置した。
今回導入した機器は、録音からテキスト化、編集、要約まで行うAI音声認識文字起こし支援アプリケーション「AmiVoice ScribeAssist(アミボイス スクライブアシスト)」を用いて、透明のディスプレイに会話を表示する。来庁者と職員の音声を認識し、会話をリアルタイムでディスプレイに表示することで、視覚による情報伝達を可能とした。