ObotAIは13日、同社とiXITが提供する多言語AIチャットボットサービス「ObotAI」を東京都港区の産業・地域振興支援部国際化推進・文化芸術担当が、外国人区民等を対象に生活情報を配信するFacebookアカウント「Minato Information Board」で4月から導入したと発表した。
「ObotAI」は、AIを組み込んだ最先端の多言語対応チャットボット。豊富な7言語(日本語、英語、中国語繁体字・簡体字、韓国語、タイ語、ロシア語)に対応しており、社内に在籍する各国のネイティブスタッフが外国語のデータ入力を手厚くサポート。機械翻訳ではない流暢な会話を実現し、外国人ユーザーにも快適にサービスを提供する。
「Minato Information Board」は、外国人区民等の生活に役立つ情報を多言語で発信することで、外国人区民等が日頃から快適に情報を得られる環境を整備し、外国人の生活利便性を高めること、また、外国人区民等の身近な情報やイベント情報等の発信を通じて、区への興味や関心を高め、外国人の地域参画を促進することを目的として、運用されているFacebookアカウント。
現在、港区には、約2万人の外国籍の人が暮らし、その国籍も約130カ国となっている。区は、外国人も地域社会の一員として安全に安心して心豊かに暮らすことができるよう、「Minato Information Board」のFacebook Messengerを通じて、「やさしい日本語」と英語で、様々な情報を提供している。
区民からの問い合わせに、AIが自動回答することで、利用者は24時間365日、来庁せずに必要な情報を得ることができるという。また、今後は位置情報等を積極的に活用し、利用者にとってより有益な情報を提供していく予定。
さらに、「Minato Information Board」では、今回のObotAIの導入により、新型コロナウイルスに関する最新情報も、多言語で発信していきます。ObotAIは、厚生労働省発表の「新型コロナウイルスに関するQ&A」に準拠した最新情報を提供しており、国内の感染者数を都道府県別にリアルタイムで反映。Facebook Messengerに都道府県名を入力すると、最新の都道府県別の感染者数を確認することができる。